亡くなった父親が大事に手入れをしてきた休暇用の家。父亡き後、荒れ果ててしまった家を片付けようと、兄妹たちはそれぞれの家族をともなって、ひさしぶりに集まった。思い出の品々、たくさんの幸せな瞬間、知りえなかった父の思い…父の遺した家の片付けを通して、兄妹たちは、それぞれの後悔や迷いを抱えながら父の喪失に向き合っていく。過去と現在、生と死、家族の想いが重なり合う“家”の記憶の物語。“老い”を描いた傑作コミック『皺』で感動を呼んだスペインの漫画家パコ・ロカが父の死と、それに向き合う家族の姿を描きます。
■PACO ROCA(パコ・ロカ)
1969年、スペイン・バレンシア生まれ。バレンシアの美術商業学校を卒業後、イラストレーターとして活躍し、ポルノ・コミックス専門の雑誌「KISS」でマンガ家デビュー。エンターテインメント作品を中心に多くのコミックを発表した後、2007年にフランス、2009年にスペインで出版された『皺』が話題となり、一躍人気作家の仲間入りを果たす。同作は2011年にアニメーション映画化され、スペインのアカデミー賞と呼ばれる第26回ゴヤ賞で最優秀アニメーション賞、最優秀脚本賞を受賞した。
EDITEUR : DELCOURT; ILLUSTRATED EDITION (11 MAI 2016)
LANGUE : FRANCAIS
BROCHE : 128 PAGES
ISBN-10 : 2756081027
ISBN-13 : 9782756081021
POIDS DE L'ARTICLE : 760 G
DIMENSIONS : 19.8 X 1.6 X 26.3 CM