朝早く、干潮時から潮が満ちてきて観光客が帰っていくまでの浜辺の一日を描いた作品。個性豊かな登場人物たちが登場するたび、視点が変わって物語が展開されていく独特のストーリーに目が離せません。ダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme)とパスカル・ラバテ(Pascal Rabaté)の共同作で、ジャック・タチ(Jacques Tati)作「 Les vacances 」の主人公ユロ氏を想起させる温かな物語となっています。
■DAVID PRUDHOMME(ダヴィッド・プリュドム)
1969年10月4日フランストゥール生まれ。7歳で初めてバンド・デシネ(=フランス語圏のマンガ)を描く。ルーヴル美術館、先史時代の洞窟、奇人変人たちが住む村、中世の動物寓話、浜辺の一日など、これまでに多種多様なテーマのバンド・デシネを発表。新作に取り組むたびに、テーマに合わせて新しいスタイルに挑戦している。2004年、日仏のマンガ家によるアンソロジー『JAPON』(飛鳥新社)の企画に参加するために初来日し、九州に滞在。さまざまな刺激を受ける。2012年に再来日を果たし、福岡を拠点に力士をテーマにした創作に励む。力士のイラストは300点にのぼり、それらをもとにフランスで展覧会が行われ、「スモウグラフィ(SUMOGRAPHIE)」という書籍が出版された。
Vive la marée !
David Prudhomme, Pascal Rabaté
Éditeur : FUTUROPOLIS; Illustrated édition (10 septembre 2015)
Langue : Français
Relié : 120 pages
ISBN-10 : 2754812148
ISBN-13 : 9782754812146
Poids de l'article : 782 g
Dimensions : 22.1 x 1.3 x 29.9 cm