人類の古代書物で語られる遠い遠い昔、飢饉に苦しむ時代に孤児になった猿のサン・ヴォワ。彼は新しい家族に自分の価値を示すため、大きな長い尾を持つワニを狩る。しかし、サン・ヴォワの家族は一瞬にして人間に狩られてしまう。狩るものと、狩られるもの、生物に普遍的な食物連鎖のなか、人間に狩られたサン・ヴォワ。人間の世界に足を踏み入れた彼はその後、闘技場の名手「野獣の神」と称えられる存在となる。この数年間の苦しみを胸に、サン・ヴォワは復讐を誓う…彼を苦しめた、すべての者に対して。
■FABIEN VEHLMANN(ファビアン・ヴェルマン)
1972年モン・ド・マルサン生まれ。ナントのビジネス・スクールを卒業後、バンド・デシネの脚本家を志す。2009年からは、ヨアン画でベルギーの国民的シリーズSpirou et Fantasioを担当。BDを代表する脚本家の仲間入りを果たした。2006年に刊行が始まったブルーノ・ガゾッティ画Seulsは、二度アングレーム国際漫画祭子供向け作品賞を受賞するなど、評価が高い。
Le dieu-fauve
Fabien Vehlmann, Roger
Éditeur : DARGAUD; Illustrated édition (5 avril 2024)
Langue : Français
Broché : 112 pages
ISBN-10 : 2505085641
ISBN-13 : 9782505085645
Poids de l'article : 916 g
Dimensions : 24.2 x 1.7 x 31.8 cm