オサムという少年には、ある才能がある―
彼は妖怪が見えるのだ!
しかしながら、福島原発事故を機に妖怪たちは段々と富岡市を出ていってしまった。時を同じくして、オサムの祖母が他界する。祖母を富岡市にある実家から遠い場所に埋葬することに納得がいかなかった少年は、姉のアキコを説得し、二人で家出をする。彼らが向かった先は、今となっては立入禁止区域である、かつての「故郷」だった。
福島原発事故というテーマを扱いつつも、その悲劇に人間的な視点をもたらすこの作品は、福島県富岡市にある亡き人々の思い出へ敬意を払っている。
12歳以上向けの一冊。
Éditeur : Jungle; Illustrated édition (22 août 2024)
Langue : Français
Relié : 104 pages
ISBN-10 : 2822234213
ISBN-13 : 9782822234214
Âge de lecture : 9 - 12 ans
Poids de l'article : 678 g
Dimensions : 22.3 x 1.5 x 29.3 cm